比較 · 2026-10-10 更新
Synthorai vs LiteLLM
Synthorai は LiteLLM のマネージド版にあたる選択肢です。1 つのアカウントと 1 本の請求で多数のモデルを使え、プロンプトキャッシュと従量課金に対応し、プロンプトはデフォルトで保存しません。LiteLLM は、自分でホストするオープンソースの Python ライブラリ兼プロキシです。プロバイダーの API を共通の形式にそろえ、プロキシモードでは支出の追跡と予算管理もできます。ただし、各プロバイダーのアカウント開設、プロキシとそのデータベースの運用、支払い、キャッシュの挙動、コンプライアンスへの対応は自分で担うことになります。
ライブラリとマネージドゲートウェイは、どこが違うのか?
| 機能 | Synthorai | LiteLLM |
|---|---|---|
| 多数のモデルにアクセス | ✅ アカウント 1 つ、請求 1 本。厳選してテスト済み | ⚠️ プロバイダーごとに自分で登録・契約 |
| 契約・調達の手間 | ✅ ベンダー 1 社、請求書 1 通 | ⚠️ プロバイダーごとにアカウント、キー、請求を管理 |
| プロバイダーをまたぐプロンプトキャッシュ | ✅ マネージド。キャッシュアフィニティと、プロバイダー間のキャッシュ制御の変換 | ⚠️ 自分で設定・運用 |
| 従量課金 + Stripe でのチャージ | ✅ 組み込み(残高、クォータ、返金) | ⚠️ 支出の追跡と予算は組み込み(DB は自分で運用)。プリペイド残高と決済は自分で構築 |
| 障害時のクォータ管理 | ✅ クラッシュしても狂わない(事前控除 → 精算 / 返金) | ✅ 既定で呼び出し前に予算を確保し、応答後に実費へ置き換え。プロキシの DB が必要で、fail-closed は任意設定 |
| データレジデンシーとデータポリシー | ✅ US、EU、APAC のいずれかにリージョン固定。デフォルトは学習に使わないモデルのみ(それ以外はオプトイン) | ⚠️ 自分で設定 |
| マルチテナントのチーム | ✅ ワークスペース + ロール + キー別クォータ、UI 付き | ⚠️ 仮想キー + チーム・メンバー予算(管理 UI)。SSO は 5 ユーザーまで無料。SCIM・監査ログ・組織レベルのロールは Enterprise |
| トレースとプロンプトライブラリ | ✅ エージェント実行ごとに 1 本のトレース、セッション、id とバージョン付きのプロンプトライブラリ。すべてコンソール上 | ⚠️ Langfuse、LangSmith、OTEL へのコールバック。.prompt ファイル |
| ガバナンス | ✅ Enterprise:部門予算、承認、ガードレールのルール、データ分類 | ⚠️ チーム予算と仮想キー。OSS にガードレールあり |
| 動く場所 | ✅ SaaS、マネージドの専用インスタンス、またはコンソールごと自社ネットワーク内 | ✅ プロキシを動かす場所ならどこでも |
| 運用 | ✅ マネージド。デプロイ不要 | ⚠️ プロキシ + DB + Redis を自分で運用 |
| ソフトウェア費用 | ✅ SaaS は $0。Enterprise は企業ごとの見積もり | ⚠️ OSS は無料だがセルフホスト。Enterprise は見積もり制 |
なぜチームはセルフホストではなく Synthorai を選ぶのか?
LiteLLM と Synthorai は併用できるのか?
この構成は正式にサポートしています。LiteLLM プロキシに、プロバイダーとして Synthorai を登録します:
# litellm_config.yaml
model_list:
- model_name: claude-via-synthorai
litellm_params:
model: anthropic/claude-sonnet-4-6
api_base: https://synthorai.io/v1
api_key: os.environ/SYNTHORAI_KEY
あとは litellm.completion(model="claude-via-synthorai", ...) を呼び出します。LiteLLM の Python での使い勝手とコールバックのエコシステムはそのままに、モデルへのアクセス、キャッシュ、課金、クォータは Synthorai が担います。
LiteLLM から移行するには?
- 登録して API キーを取得。 最初の 10 回の呼び出しは、最大 $1 まで無料です。$50 ローンチキャンペーンを使うと、$50 のチャージで、プラットフォームキー経由のリクエストが 30 日間 10% オフになります。
- base URL を切り替え。 OpenAI プロキシ経由で
litellm.completion()を呼んでいるコードは、環境変数を 2 つ変えるだけで移行できます:OPENAI_BASE_URL=https://synthorai.io/v1 OPENAI_API_KEY=sk-syn-... - プロバイダーキーを集約。
.envや設定ファイルで管理していたプロバイダー別のキーを、ワークスペースのボールト 1 つにまとめます。BYOK をやめて、プラットフォームのモデルを 1 本の請求で使うこともできます。 - コールバックを対応付け。 Synthorai が対応している範囲はそのまま使えます。リクエストログと、すべてのリクエスト記録を S3 または OTLP コレクターに送るエクスポートです。Helicone など Synthorai にないものに依存している場合は、LiteLLM を手前に残して Synthorai に向けてください。
よくある質問
Synthorai は LiteLLM の代替ですか?
はい。Synthorai は LiteLLM のマネージド版にあたる選択肢です。セルフホストのライブラリとプロバイダーごとのアカウントの代わりに、1 つのアカウントと 1 本の請求で多数のモデルを使えます。プロバイダーをまたぐプロンプトキャッシュと従量課金に対応し、プロンプトはデフォルトで保存しません。
LiteLLM と Synthorai は併用できますか?
はい。LiteLLM プロキシにプロバイダーとして Synthorai を登録すれば、LiteLLM の Python での使い勝手とコールバックはそのまま使えます。モデルへのアクセス、キャッシュ、課金、クォータは、その裏で Synthorai が処理します。
LiteLLM から Synthorai へはどう移行しますか?
OPENAI_BASE_URL を https://synthorai.io/v1 に向け、Synthorai のキーを使います。OpenAI 互換のコードは書き換えずに移行できます。プロバイダー別のキーはワークスペースのボールトに集約するか、BYOK をやめてプラットフォームのモデルを 1 本の請求で使ってください。
この比較の最終更新は 2026-10-10 です。LiteLLM は更新が速い製品です。内容が古くなっている場合は support@synthorai.ai までご連絡ください。修正します。